「お邪魔しま〜す」
オフィスは大阪大学豊中キャンパスの向かいある、とあるビルの一室。
いろんな工具、書類が積み重なる部屋に有限会社テクノチバの社長、千葉義勝さんはいた。
千葉さんはここで約20年ほど内装業を営まれている。
「どうも!大阪大学の中村です!基礎工学部ってところで勉強しています」
「おお、阪大生か君!まあ座れや〜〜!」
そう豪快に話す千葉さんは今年77歳、現役で社長をされている。
今日もこの後、大阪市内へと向かうらしい。
年老いても、仕事が途絶える気配はなさそうだ…!
有限会社テクノチバさんでは主に、ホテルやマンションの内装業を担当している。
床の張り替えや、カーテンの付け替え、水回りの整備など、千葉さんの仕事は多岐に渡る。
「京都の嵯峨野(さがの)鉄道の内装もウチがやったんや」
あの嵯峨野鉄道の????!!!!
嵯峨野鉄道とは、京都の嵐山、亀岡を結ぶトロッコ列車である。
山の中、森の中を走るので、開けた窓から谷の絶景が見える、毎年何人もの観光客が訪れる有名な観光列車だ。
このおじさん、ただものではないぞ…と思い、色々聞いていくと本当にただものではなかった。
千葉さんは若い頃、ではなく定年間際の50歳の時に独立されたそうだ。
自分は50歳になれば、デカめの犬を飼い、ケツをポリポリ掻きながらテレビを見ているだろう。
幾つになっても、挑戦できる人はかっこいい。
千葉さん「知り合いにも起業したやつ色々おったけど、続いているんは1割ぐらいやなあ」
それでは、有限会社テクノチバさんが20年も続いた秘訣はなんだろうか?
日々の努力、そして仕事が好きだから、と千葉さんは語る。
忙しい時は一年で8日ぐらいしか休みがないという。
自分がこんなに働かされると、デカめの犬を飼い、ケツをポリポリ掻きながらテレビを見る生活に憧れてしまうだろう。
「わしは仕事好きやなあ、一生やりたいわ」
死ぬまで生涯仕事を続けていきたいと語る千葉さん、ズバリ、健康の秘訣は???!!!!
「毎朝のウォーキングや。これはかかさんと毎日やっとる」
千葉さん、毎日朝の5時から6時は阪大のキャンパスを走っているらしい。
フツーに僕より大学に行っている。
その勢いで、ぜひとも僕の授業に出席していただきたいものだ。
ちなみに僕は大学に行かなさすぎて、いくつかの単位は手を離した風船のように空に消えていった。
彼らの順風満帆な空の旅を祈る。
中村「今後の目標とかありますか?」
千葉さん「この、コンテナ事業を広めることや!」
これは家を建てる代わりに、コンテナを立てて部屋にしてしまうというものだ。
コンテナを家にしてしまうと、こんなにメリットがある。
- 低予算
- すぐにできる
- 移動できる
- 耐震最強
- 自分で改装しやすい
従来の家のデメリットを全て解決しているスグレモノである。
千葉さんは、77歳になった今でも、まだまだ仕事を続け、コンテナ事業を広めようとしている。
何歳になってもチャレンジし続ける千葉さんの姿勢がよく反映された有限会社テクノチバ。
大規模な内装を考えている方はぜひ!
有限会社テクノチバ
電話番号 06-6844-7808
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